※注意!!
この話は誰も死んでない状態で、ギャグです。作者の声とかも入ってます。
そんなんでも許せると思った方のみご覧下さいね。
少しでも笑っていただけると幸せですv
最近、飛ぶ鳥落とす……じゃなくて流れる男の足止める川中良一氏はカラオケにご心酔です。
どこでそんな遊びを覚えてきたかと言うと、N市のオアシス秋山安見ちゃんと一緒にデートした時に覚えてきました。
勿論、パパには内緒だったのですが現場を発見してしまったお喋りな殺し屋に事後報告されてしまって、後でちょっとだけ怖い目にあいました。
どんな目にあったのかは秋山さんのイメージ保持のため秘密です。
男の友情は厚いのです。
カラオケがお気に召した川中社長は、社員と仲のいいお友達を連れてカラオケパーティーへゴー。
参加したのは、川中社長と社長が誘えば断らない坂井さんと坂井さんが誘えば断らない下村さんと、密告者叶さんとめっちゃ無理矢理参加の宇野先生と暇な桜内さんと場を和ませる秋山親子であります。
社長は藤木さんも呼びたがったのですが、作者がどうしても勘弁してくれと言うのでどうしようもありません。
社長にも不可能はあるのです。
一目散にメニュー表を広げる人たちを尻目にトップバッター安見ちゃんは曲を選択中です。
宇野先生は今にも帰りそうなので、一番奥の席に座らされました。
いつでもどこでも社長の世話役坂井さんは、大量のメニューを注文中です。
トップバッター安見ちゃんは曲を決定したそうです。
aikoの「ボーイフレンド」だそうですよ、秋山さん。
可愛らしい歌を安見ちゃん元気に明るく歌い上げてます。
可愛いですねー。
菜摘ママも微笑ましそうに笑ってますが、パパはそうはいきません。
いろいろと想像しちゃって青ざめてます。
目が赤いです。
「安見上手いなー」
しみじみ言ったのは桜内さんで、今日は面白いものが見れそうだとかなり我関せず、第三者的立場で参加です。
野次馬根性は勤労意欲に勝ります。
「でっしょー? 次は誰が入れたの?」
「俺!!」
川中社長、マイクを握り締めて起立します。
あぁ、すごい楽しそう。
少年のような笑顔全開です。
曲目は親父の基本「マイウェイ」です。
とてもじゃないけど美声とは言えませんが、声量があるのでそれなりに聞えてしまいます。
そこが社長のすごいとこ。
「次、俺!」
のりのりな叶さんはイキナリSMAPの大ヒット曲に手を出しました。
「らいおんハート」です。
某内閣のメルマガではありません。
やはりここは歌詞を聞かせて落とす気でしょう。
叶さんじぃっと宇野さんへ視線を投げます。
この自信ありげな目。
滅茶苦茶口説きモード入ってます。
が、
イントロ。
そして、木村氏の歌いだしに入ったところで、フェードアウトしてしまいます。
「なに!?」
「あぁ、すまんな。操作方法がイマイチわからなかったんだ」
宇野さん、それ演奏終了ボタンです。←素?
「はいー、叶さんの番終―了―。次、俺―」
意気揚揚とマイクを手にしたのは下村さんです。
画面に出てきたのは、エルトン・ジョンの「Your Song」です。
作者、あまり洋楽聞かないのでこの曲くらいしか思いつきませんでした。
だから、下村さんにはこの曲を選曲してもらいました。
苦情は受付ません。
下村さん的作戦はこうです。
坂井さん、語学ができません。
叶さんのように直接的に攻めたのでは、照れ屋な天使様はご立腹してしまいます。
ですから、坂井さんの理解できない洋楽で密かに自己満足レベルで想いを伝えようと言うのですね。
これ以上、アピールせんでもいいんじゃないかと思っている人は大勢いますが、坂井さんの絡んだ下村さんに手を出すのは危険なのでお口チャックでイントロ聞きながら、じぃっと坂井さんを見つめる下村さんを呆れた様子で眺めます。
が、
フェードアウトです、下村さん!
「何で――!?」
「あ、わりぃな。下村。ちょっと操作ミス」
叶さん、それもやはり演奏終了ボタンですね。←あからさまな意地悪。見当違いの逆恨み。
水面下でない戦いが繰り広げられてますが、当の坂井さんは料理に釘付けなのであんまり意味ないです。
「キドニーも歌えよ」
傍観者桜内、秋山夫妻の「てんとう虫のサンバ」の隙に宇野先生の眉間に皺をざっくり刻む一言。
叶さんもその言葉にのるもんだから、宇野先生しぶしぶマイクを持ちますが、作者、宇野先生の一体どんな歌を歌わせればいいのかさっぱり検討がつかないので、曲名は割愛させていただきます。
みなさんのご想像にお任せします。
この気持ちをわかってください。←切実
でも、大抵歌うのを渋る人に限ってめっちゃ美声だったりするのですよね。
ってなわけで渋々な宇野先生のお声はかなり好評でありました。
そうすれば下村さんは坂井さんの声を聞いてみたくなります。
そこで、
「おい、坂井歌えよ」
と、まず話をふって、
「いや」
と予想とおりの答えをもらって、
「歌ったら、もう一品頼んでやるよ」
と切り札を出せば、
「んじゃ、歌う」
となるわけです。
わかりやすいですねー。
「何歌う?」
「んー」
と、坂井さんが選んだのは、福山雅治の「桜坂」だったりして。
なんだか下坂にはしっくりこない選曲に本気で他意がないことがちょっぴりうかがえたりして。
で、割に穏やかなテンポの曲を坂井さん、お上手に歌いあげたりします。
それに社長気をよくしてますます盛り上がります。
勿論、水面下でない下村さんと叶さんの戦いも続いてます。
川中社長の大音量の歌声響く室内で頼りなくなる電話の音を、お喋りとは言え殺し屋な叶さんが聞きとめました。
ちょっとだけ殺し屋っていうシビアな面を見せてくれました。
たまにはね。
「おい、安見、鳴ってるぜ?」
でも実はカラオケ初めてなのでどうしていいのかわからなかったりします。
ちょっとかっこ悪いですね。
「あ、はーい」
勝手のわかる安見ちゃんが電話を受けますが、川中社長の声が見事なのでたまりません。
なんとか聞き取って、切りました。
「川中のおじさまー。もう時間だってー。もう閉店だから延長もできないわよー」
「ん? そっか? じゃあ、お開きにするかー。でも飲み足りないから店で飲もう!」
この年でオールができるってどうだろう、社長。
活クラで北方御大も心配されてましたよ。
どうぞお気をつけ下さい。
マジで、マジで。
「されど君は微笑む」以降の登場を何人のBDファンが楽しみにしていることか。
「なんだよ、ちくしょう、結局歌えなかったぞ」
「叶さんがガキみたいなことしたからでしょう!」
「俺のせいにするなよ、下村!」
「じゃ、帰るかー」
「おー、楽しかったなー」
「あれ? 安見、フロントの持っていくのってこんだけだっけ?」
「そうよ。ねぇ、坂井さん、歌うまいわねー」
「そっかー?」
そんなこんなで川中社長発起人の楽しいカラオケ大会は幕を閉じたのでした。
2001/06/26
16000HITは敬春さんからのリクエストでした。カラオケ大会、いかがでしたか?選曲にかなり迷いました。私、マイナースキーなんですよ。インディーズとまではいかないんですが、割と。BUMPとかRIZEとかハイスタとか。もっと最近の曲でもよかったんですが、こうイメージが……(笑)
平井堅の「KISS OF LIFE」とかもいいなぁと思ったんですケドね。昔の曲とかあんまり詳しくないし。本当はドクにサザンの「マンピーのGスポット」とか歌わせようかと思ったんですが、一応HB小説の主人公はってた人だし(今更すぎ)この人にはこの曲だろうとかあったらBBSでどうぞ話題にしてやってください。